2025年の大阪・関西万博は、世界各国の文化や最先端技術が集まる注目のイベントとして、国内外から多くの来場者が訪れる予定です。
その中でも、フードコートは万博の大きな楽しみのひとつ。日本各地や海外の人気グルメが一堂に会し、訪れる人々に“食の世界旅行”を体験させてくれます。
しかし、来場者が集中する万博会場では、フードコートも例外ではなく、混雑が予想されます。
限られた時間で快適に食事を楽しむためには、事前の予約や計画が非常に重要になります。
本記事では、大阪・関西万博のフードコートをより快適に楽しむための予約攻略法を詳しく解説！
予約の基本から人気店舗の紹介、注意点、快適に過ごすためのヒントまで、これから訪れる方に役立つ情報を網羅的にお届けします。
事前準備をしっかり整え、混雑を回避しながら、万博ならではのグルメ体験を思い切り楽しんでください。
大阪・関西万博 フードコート予約の基本
大阪・関西万博のフードコートを効率よく楽しむためには、まずは予約の基本を押さえておくことが大切です。
この章では、万博の概要とフードコートの魅力、予約が必要とされる背景についてご紹介します。
大阪・関西万博とは？
2025年4月13日から10月13日までの約6か月間、大阪湾の人工島「夢洲（ゆめしま）」を舞台に開催される国際博覧会、それが大阪・関西万博です。
「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマのもと、150を超える国・地域・国際機関が参加し、会場全体が未来の生活や技術を体験できる空間としてデザインされています。
会場には、テーマ館やパビリオンだけでなく、飲食や休憩のための設備も充実しており、1日中楽しめる構成となっています。
フードコートの魅力を知ろう
会場内には、大規模なフードコートやレストランエリアが複数設置されており、日本各地の郷土料理や人気店の味、各国の代表的な料理が提供される飲食ブースも展開されます。
とくに注目されているのが、「大阪のれんめぐり〜食と祭EXPO〜」というエリアで、たこ焼きやお好み焼き、串カツなどの大阪名物が一堂に楽しめます。
また、各国のパビリオンに併設されたレストランでは、本格的な郷土料理やスイーツが提供されるなど、食を通じた国際交流の場としても注目されています。
予約の重要性とメリット
万博会場は連日大勢の人でにぎわうことが予想され、特にフードコートでは昼食や夕食の時間帯に長蛇の列ができる可能性があります。
そうした混雑を避けて快適に食事を楽しむためには、あらかじめ予約ができる座席を確保するのがベストな選択です。
有料予約席では、ドリンクサービスや限定特典などが用意されている場合もあり、少し贅沢なひとときを楽しむことができます。
座席を確保することで、時間のロスを防ぎ、ほかの展示やイベントにもゆとりを持って参加できます。
万博開催中の混雑状況について
2025年の万博は、連日数万人規模の来場が見込まれており、特に土日祝日や大型連休中は混雑のピークを迎えます。
飲食施設も例外ではなく、フードコートではピーク時に1時間以上待つ可能性があるとされています。
そのため、来場日や時間帯を工夫することも大切ですが、あらかじめ予約可能な席を活用することで、混雑を気にせずに安心して食事の計画を立てられるのが大きなメリットです。
フードコート予約の方法
大阪・関西万博のフードコートを効率よく利用するには、事前の予約手続きが大切です。
この章では、予約の流れや種類、確認方法、チケットとの関係など、予約全般について詳しくご紹介します。
事前予約の流れと手続き
フードコートの一部エリアでは、座席を事前に予約できる有料サービスが提供されています。
予約は、万博公式アプリ「EXPO 2025 Visitors」やチケット販売サイトなどを通じて行うことができます。
予約可能な期間は、利用予定日の1か月前から開始されるケースが多く、希望の時間帯やエリアを選択し、必要事項を入力して支払いを済ませると、QRコード付きの予約証が発行されます。
当日はそのQRコードを受付で提示するだけで、スムーズに予約エリアへ案内されます。
抽選予約と先着予約の違い
人気の高い時間帯や特定の店舗では、先着順ではなく抽選形式での予約となる場合もあります。
抽選予約は応募期間が限られており、後日当選結果が通知される仕組みです。
一方、先着予約は枠が空いていればすぐに確保できるため、日程が決まっている方には便利ですが、人気エリアではすぐに満席になることもあります。
どちらの形式であっても、公式アプリを活用して予約スケジュールや応募状況をこまめに確認しておくのがポイントです。
チケットと予約の絡み
フードコートの予約は、入場チケットとは別に手続きが必要です。入場券を購入しただけでは座席の確保はできないため、食事の時間を確保したい方は、別途予約を忘れないようにしましょう。
また、一部の特典付きチケット（例：プレミアムパスなど）には予約席の優先権やドリンク引換券などが付属することもあるため、チケットの内容をよく確認して選ぶことも大切です。
空き枠の確認方法
フードコートの空席情報は、公式アプリや予約ページでリアルタイムに更新されます。人気のある時間帯はすぐに埋まってしまうため、こまめなチェックが欠かせません。
また、キャンセルにより空きが出る場合もあるため、希望日が満席だった場合でも数日後に再確認することで予約が取れることもあります。
一部の予約には、入場チケット番号の入力が必要な場合もあるため、事前にチケットを購入し、番号を手元に準備しておくとスムーズです。
人気の店舗と料理をチェック
大阪・関西万博に訪れたら、見逃せないのが最大規模の飲食ブース「大阪のれんめぐり〜食と祭EXPO〜」。
大阪を代表する老舗や名店が集結し、本場の味とともに、未来技術や祭り文化の融合が楽しめる、まさに万博ならではのグルメ体験が待っています。
大阪のれんめぐり｜出店ブランド
以下の12店舗が「大阪のれんめぐり〜食と祭EXPO〜」に出店しており、それぞれが大阪や日本各地の魅力を詰め込んだ料理を提供しています。
- たこ家道頓堀くくる：ふわとろ食感が特徴のたこ焼き専門店。生地にだしがしっかりと効いており、大玉サイズで食べ応え抜群。
- おいもさんのお店 らぽっぽ：さつまいもスイーツの専門店。焼きいもやスイートポテトを中心に、素材の甘みを生かした優しい味わいが魅力。
- クンテープ：本格派タイ料理レストラン。グリーンカレーやガパオライスなど、エスニックでスパイシーな味わいが楽しめる。
- 大阪新世界元祖 串かつだるま：ソース二度漬け禁止で有名な老舗串カツ店。揚げたてのサクサク衣とジューシーな具材が人気。
- 黒毛和牛一頭買い 焼肉道頓堀みつる：上質な黒毛和牛を贅沢に味わえる焼肉専門店。柔らかく旨みのある肉質が特徴。
- 豚かつ・牛かつ くれおーる：揚げたての豚かつ・牛かつを提供する人気店。香ばしい衣とジューシーな肉のハーモニーが絶品。
- どうとんぼり神座：あっさりとした透明スープが特徴のラーメン店。白菜たっぷりのヘルシーさと奥深い味わいが魅力。
- ねぎ焼やまもと：ねぎ焼きの元祖ともいわれる名店。青ねぎをたっぷり使った香ばしい焼き上がりがクセになる。
- 道頓堀鉄板ステーキ豊島家：鉄板で焼き上げるステーキを提供。目の前で焼かれるライブ感と肉の旨味が堪能できる。
- 大阪王将：餃子を中心に中華メニューを展開する全国チェーン。肉汁たっぷりの餃子は看板メニュー。
- 大起水産回転寿司：新鮮な魚介を使った寿司を提供。ネタの種類が豊富で、その場で握ってもらえるライブ感も特徴。
- 世界で一番おいしいパン屋さん〜知らんけど〜：ユニークな名前が印象的なベーカリー。こだわりの小麦と製法による、外はパリッと中はふわふわのパンが人気。
これらの名店が一堂に集まる「大阪のれんめぐり」は、まさに“グルメのテーマパーク”とも呼べるエリアです。
各国料理の楽しみ方
大阪・関西万博では、各国パビリオンでその国ならではの食文化を体験できる飲食が展開されています。以下は、2025年5月時点で実際に万博会場で提供されている料理の一例です。
- オランダ：伝統的な「ヒュッツポット（煮込み野菜）」や「ストロープワッフル」が登場。スパイシーな「ビターバル」のアレンジおにぎりもユニークな一品です。
- ルクセンブルク：国旗カラーにちなんだ赤・白・青のマカロンで、ビジュアルにもこだわったスイーツを提供。
- オーストラリア：代表的なお菓子「ラミントン（ココナッツチョコケーキ）」で、現地のティータイム気分が味わえます。
- オーストリア：シンプルながら人気のソフトクリームが提供され、暑い日にもぴったり。
- 台湾：定番の「タピオカミルクティー」が楽しめ、ファンの多いドリンクとして注目されています。
- アラブ首長国連邦（UAE）：デーツやナッツを使った「フラシュ」、栄養価の高い「ラクダミルク」など、中東ならではの味覚が登場。
- イギリス：スコーンと紅茶を組み合わせた「クリームティー」で、優雅なブレイクタイムを演出。もちろん、アフタヌーンティーも楽しめます。
- アゼルバイジャン：清涼感のある冷たいドリンクを中心に、シンプルながら文化を感じられるメニューを展開。
- サウジアラビア：「ハッブ・スープ」や「メディニアン・サモサ」、揚げ魚「サイヤディーヤ」など、多彩な伝統料理が体験できます。
- 北欧パビリオン（ノルディックサークル）：スウェーデンの「セムラ」、ノルウェーのブラウンチーズを添えたワッフル、デンマーク風オープンサンド「スカーゲン」など、北欧らしさが詰まった軽食が並びます。
これらの料理は、各パビリオン内のカフェや専用飲食スペースで提供されており、国ごとの文化を味わうことができます。
今後も新たなメニューが登場する可能性があるため、訪問時には公式アプリや現地の案内表示で最新情報を確認するのがおすすめです。
「ラウンジ＆ダイニング」レストランで楽しむ上質な食体験
2025年大阪・関西万博の会場内には、「ビュッフェスタイル」に最も近い本格的な飲食空間として、「ラウンジ＆ダイニング」というレストランがあります。
このレストランは、事前予約制で利用するプレミアムなフードスペースで、食事をゆったりと楽しめる落ち着いた空間設計が特徴です。
冷暖房完備、テーブル席・ソファ席などもあり、混雑から離れて食事を取りたい方やビジネス・接待にも適した環境が整えられています。
特徴と提供内容
- 時間帯によって「ビュッフェ形式」「セットメニュー形式」などに分かれています。
- メニューは和・洋・中を中心に日替わりまたは季節替わりで構成
- デザートやドリンクも充実し、コースのように楽しめる構成も
- 子ども連れでも安心の配慮あるメニューや座席配置
料理は、地元・関西の食材を使ったメニューや、全国のご当地食が日替わりで登場するなど、食文化を幅広く紹介する内容となっています。
利用方法と注意点
- 公式予約サイトまたはEXPO 2025アプリから事前予約が必要
- 料金は時間帯・席種によって異なるが、目安として1名あたり2,000円〜4,000円程度
- 当日受付は混雑状況により制限されるため、早めの予約がおすすめ
「ラウンジ＆ダイニング」は、グルメを落ち着いた空間でじっくり楽しみたい来場者にとって、万博内でも特に満足度の高い食体験エリアの一つといえるでしょう。
今後も期間中に合わせて提供メニューが更新されていく見込みのため、訪問前に最新情報のチェックがおすすめです。
予約時の注意事項
フードコートを快適に利用するためには、事前予約や来場時間の調整など、いくつかのポイントをおさえておくことが大切です。
この章では、混雑を避けるための時間帯の工夫、当日の予約方法、営業時間に関する基本知識、そして子連れや海外からの来場者への配慮についてまとめています。
混雑を避ける時間帯
フードコートが特に混雑するのは、昼12時〜13時台と、夕方18時〜19時台です。
この時間帯は多くの来場者が集中するため、できるだけ11時前の早めの昼食や、14時以降の遅めの時間にずらすことで、比較的スムーズに利用できます。
平日や雨天時は混雑が緩和される傾向にあるため、訪問日の選定も重要です。
当日予約に関する情報
有料予約席の一部は当日も空きがあれば利用可能です。公式アプリ「EXPO 2025 Visitors」からリアルタイムで空席状況を確認でき、空きがあれば即時予約が可能です。
ただし、人気の時間帯は午前中には埋まるため、早めにアプリをチェックすることをおすすめします。
営業時間と訪問タイミング
フードコートの営業時間は、基本的に万博会場の開場時間（10:00〜21:00）に準じます。店舗ごとにラストオーダーの時間が異なるため、夕食利用の場合は19時台までに注文を済ませるのが安心です。
また、特別営業日やイベント開催日は、営業時間が変更になる場合があります。
子連れや海外からの来場者への配慮
子ども連れにはキッズメニューを備えた店舗や、ベビーチェアの用意がある飲食エリアの利用がおすすめです。一部フードコートエリアでは、おむつ替えスペースや授乳室も併設されています。
海外からの来場者向けには、英語や中国語など多言語対応メニューが整備されており、注文時に写真付きメニューで選べる店舗も多く、言語の壁が低くなっています。
また、ハラール・ベジタリアンなどの選択肢を提供する店舗も増えています。
大阪・関西万博 フードコートを楽しむために
フードコートを満喫するには、予算の立て方、座席の快適さ、アクセス方法、会場内の効率的な周り方など、食事以外のポイントにも目を向けておくと一層充実した体験になります。
この章では、万博の飲食をより深く楽しむための実用的なヒントを紹介します。
予算と価格の確認
フードコートの価格帯は、手軽な軽食で500円〜800円程度、しっかりとした食事セットで1,200円〜2,000円前後が目安です。 予約席の利用料やラウンジ＆ダイニングの食事は、1人あたり2,000円〜4,000円ほどとなっており、予算に応じた選択が可能です。
なお、大阪・関西万博の会場では全エリアが完全キャッシュレス対応となっており、現金の利用はできません。 クレジットカード、電子マネー、QRコード決済などに対応しているため、来場前に使えるキャッシュレス決済手段を確認・準備しておくことをおすすめします。
ダイニングエリアのデザインと快適さ
会場内の飲食エリアは、テーブル席、スタンディングエリア、屋外ベンチ席など多様なスタイルが用意されています。
屋内は冷暖房が効いた快適な空間で、混雑時間帯を避けるとゆったり過ごせます。
有料予約席やラウンジ＆ダイニングは、より落ち着いた雰囲気と丁寧なサービスが魅力です。
駐車場やシャトルバスの利用方法
夢洲会場には一般車両の直接乗り入れができないため、パーク＆ライド方式でアクセスする必要があります。
事前に予約した指定駐車場に車を停め、シャトルバスで会場へ向かいます。シャトルバスは時間帯によって混雑するため、余裕をもった移動計画がおすすめです。公共交通機関（大阪メトロ中央線夢洲駅）の利用も便利です。
会場内の周遊プランと食事
人気パビリオンの見学やイベント参加を効率よく楽しむためには、食事のタイミングを工夫することが重要です。
午前中は比較的空いているため、早めの昼食（11時前）を取ると混雑回避に役立ちます。また、夕方の休憩時間を利用して「軽食＋ディナーの分散利用」など、柔軟なスケジューリングが快適な滞在の鍵になります。
今後のイベント情報
万博は日々進化し、訪れるたびに新しい発見があります。 この章では、今後の注目イベントや、次回開催予定、事前に登録すべき情報、そして来場者がより楽しむためのコツを紹介します。
万博の未来と次回の開催
2025年の大阪・関西万博は、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、約6か月間にわたって開催される一大イベントです。
今後、会期中には各国による「ナショナルデー」や「テーマウィーク」など、日替わり・週替わりで行われる公式イベントが予定されています。これらはパビリオンでの特別展示やパフォーマンス、記念グッズの配布なども伴い、通常の展示とは異なる体験ができます。
次回の万博は2030年、サウジアラビア・リヤドでの開催が決定しています。大阪万博で見られる国際的な取り組みやテクノロジーの展示は、その布石ともいえるもので、世界規模の未来に向けた連続的なイベントとして注目されています。
事前に登録すべき情報
万博を訪れる前に、次の情報を公式サイトやアプリで登録・確認しておくことをおすすめします。
- 来場予定日・チケット番号（座席予約やシャトルバス連携に必要）
- 利用するフードコート予約・有料エリアの事前申し込み
- イベントスケジュール（ナショナルデー、ステージイベントなど
また、天候や交通状況によりスケジュール変更がある場合もあるため、通知設定をオンにしておくと便利です。
大阪・関西万博を最大限に楽しむコツ
- 平日や雨の日を狙うことで、人気パビリオンや飲食エリアの混雑が緩和されます
- 朝イチの入場で人気施設を先に回り、昼食は早めに済ませるのがおすすめ
- 休憩用のベンチや日陰スポットを事前にチェックし、こまめな休息を取りましょう
- 事前予約可能なプログラムやシアターを活用して、当日を効率よく過ごすのが鍵です
万博は日ごとに新しい催しや体験が登場する「進化するイベント」です。訪問時期に応じた情報収集と柔軟な行動計画で、充実した1日をお楽しみください。
まとめ
大阪・関西万博のフードコートは、グルメの楽しさと未来の食文化が融合した、特別な体験の場です。
老舗名店が集う「大阪のれんめぐり」、世界の味覚を体験できる各国パビリオン、そしてプレミアムな時間を提供する「ラウンジ＆ダイニング」など、バリエーション豊かな食空間が来場者を迎えてくれます。
混雑を避ける工夫や、事前予約の活用、移動計画の立て方などを知っておくことで、万博での1日がより快適で豊かなものになります。
本記事で紹介した情報を参考に、ぜひご自身のプランに合わせた「万博グルメの旅」を楽しんでください。
食の魅力を通して広がる国際交流と新しい体験が、2025年の万博をさらに思い出深いものにしてくれるでしょう。
